J1昇格へ現在暫定6位とぎりぎりプレーオフ圏内にとどまっているトリニータ。
残り9試合の正念場でチームを引き締めるベテラン梅崎司と長沢駿の2人が意気込みを語りました。
息を吹き返した去年のチーム得点王
J2全42試合、前半21試合を終えて2位で折り返すも、けが人が続出したこともあり、暫定6位まで下がったトリニータ。しかし前節、5位・長崎に2点差を追いつき、浮上のきっかけをつかみました。失点について悔やみながらも、ピッチに帰ってきたキャプテンの梅崎(36)は手ごたえを感じています。
梅崎:
「失点をしてしまった。自分らのミス、ポジショニングをうまく取れなかった。本当にもったいないし、そこを突き詰めてミーティングしたのにできなかったっていうのは、事実のひとつとしてある。けどそれ以外はすごく集中して戦えた。得点シーン以外にも良い形の攻撃が出来ていたと思うし、前向きなポジティブな引き分けだと思います」
リーグ戦は残り9試合となり、梅崎をはじめ、町田(33)らベテランが続々と復帰し、チームは開幕時の勢いを取り戻しつつあります。中でも光るのが35歳のストライカー・長沢駿です。
長沢:
「やっぱ結果で示さなきゃいけないなと思ってましたし、なかなか時間かかってしまいましたけど必ずチャンスはあると思って日々過ごしてましたし、必ずそれを仕留められるというか結果を残せる力は自分にあるって信じてやってきました」

ケガや不調が続き、8月中旬まで11試合ノーゴールも、2試合前の仙台戦でついに今シーズン初ゴール。さらに前節も得意のヘディングで決め2戦連発と調子を上げています。
長沢:
「喜んでる場合じゃないなと思ってましたけど、戻った瞬間にやっぱりサポーターの景色とか味方が喜んでる姿は見えて、喜ばせられるのはすごくやりがいあるなって思った。こういうふうに僕は点を取ってチームを盛り上げたいなと改めて思いました」
長沢は去年8得点をあげてチーム得点王。終盤戦に向けてついに息を吹き返し、自信をのぞかせています。