改めて、「センチュリー」はどんな人が利用する車なのかというと、専属車両で、会社経営者、あるいは上級役員など。あるいは、国賓や外国要人を迎えるときに利用されるそうなんですが、日の丸リムジンの武田正和営業部長は「一定の需要はあるが、格式が高いので一般の方はご遠慮されます」と。これはどういうことかというと、日の丸リムジンでホームページを見ると「センチュリー」が選べるんです。でも、他の車だとベンツなどは同じ値段なんですが、「センチュリーはちょっといいです」ってなるそうなんです。恐れ多いですってなるそうなんですよ。

さらに今は、「乗車人数が多くスペースが広いなど、用途が幅広い『高級ミニバン』需要が急増」しているそうです。

では、「センチュリー」新モデルの受け止めはどうかというと、日の丸リムジンの武田営業部長は「インバウンド客はSUVを望まれる方が多く、ニーズは相当高いはず。現在、国産のSUV車は取り扱っていないので、導入を検討していくと思う」と話しています。車高が180センチあるので、外国の大きい方は多分乗りやすいんだと思います。

さらには、自動車評論家の国沢さんは「デザインを含め、SUV化を英断したことにトヨタの本気度を感じる。価格も最上級だが『数年待ち』の人気車種になる可能性も」と話しています。

井上貴博​キャスター:
一時はセダン人気が強くて、今完全にSUVにきて、そこにトヨタが目をつけて、「センチュリー」というこの最上級レベルをここに組み合わせるんだっていうことは、やっぱり需要の掘り起こしになるし、かき回すことになるし、こんな戦略があるんだっていうのは思いました。