京都アニメーション放火殺人事件の裁判は2日目。6日の証拠調べでは、青葉被告の家族、母親や兄などの供述調書を検察官が読み上げました。
(母親の供述調書より)
「真司は小さい頃は可愛いらしい、元気で活発な子だった。友達も作ることもできていた。家事を手伝って、得意げに自慢してくれることもあった」「夫(被告の父親)と離婚した際、親権は夫に渡り、3人の子どもとは10年以上会うことはなかった」
こうして母親の元を離れてからの生活は、青葉被告の兄の供述調書で明かされました。
(兄の供述調書より)
「真司が小学3年の頃に両親が離婚し、子ども3人は父に引き取られた。その頃から父のしつけが厳しくなり、冬に私と真司がベランダに立たされ、水をかけられたこともあった。ただ、私と真司の体が大きくなると虐待のようなことはなくなった」
「真司は埼玉県立高校の定時制課程に入学し、日中は県庁で文書整理の仕事をしていた。定時制高校の授業は休まなかった。真司が体調不良の時に『バイクで送ってくれ』と言ってきたのでバイクに乗せて行ったほどだった」
「カラオケに一緒に行くと、真司は女性のキャラクターや女性の声優が関連するアニメソングを歌っていた」