貨物自動車運送業の「神コン運輸」は、4日までに富山地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。負債額は約1億6000万円とみられます。
帝国データバンク富山支店によりますと、富山市の「神コン運輸」は、1980年(昭和55年)7月、建設費材メーカーの運送部門を分離する形で設立された一般貨物自動車運送業者で、主にコンクリート2次製品や土木資材等を運搬しています。
ピーク時の2012年9月期には売上高が約1億2000万円を計上しましたが、過去の運送時における事故などのトラブルに加え、新型コロナの影響で得意先からの受注が減り、2022年9月期は約4000万円まで落ち込みました。
資金繰りがひっ迫し立て直しを図ったものの、先行きの見通しが立たなくなり今回の措置となりました。
負債総額は1億6000万円とみられます。