十日町地域消防本部の山崎さんは「身近なところにいろいろなレンズ効果をもたらすものが存在する」と指摘したうえで、注意を呼びかけます。

【十日町地域消防本部 山崎哲嗣 予防課長】
「どうしても『収れん』と言うと、日の光が強い夏場のことを連想しがちだが、これは冬の期間においても発生しうる火災。物を置く場所等を考えていただきたい」

十日町地域消防本部によりますと、収れん火災の場合は特定するのが難しく、火事の原因として報告されることは、まれだということです。
「実は収れん火災だった」という火事は、実際は起きている可能性があります。

『収れん火災』の研究を行った瀬沼哲司さんによると
・光
・レンズ
・燃えやすいもの
この3つのうち、どれか1つを無くすだけで、この火事は起こらないということです。
光が届く場所にレンズになるものを置かない、カーテンを閉めるなど、心がけ一つで防げる火事ですから、身近なところに火事のリスクがあるということをぜひ覚えておいてほしいと思います。