農業用の“ビニールハウス”の上にたまった水に、窓際に置いたペットボトル…

身近にある『水』が原因となり、火事につながる恐れがあることはご存知でしょうか?夏だけではなく一年を通して起こりうる火事ということで、消防が注意を呼び掛けています。

2020年7月、新潟県十日町市では消防にこんな相談がありました。

「ビニールハウスの中のシートやゴザに、1か月前からたびたび燃えた跡がある」

思い当たる節がないのに、ハウスに置いていたものが燃えている…
不審に思った農家の声を受け、消防職員が調査をすると「太陽」と「水」が大きく関わっていたことが分かりました。

火事のしくみはこうです。
ビニールハウスの天窓に溜まったままになっていた水によって差し込んだ太陽の光が反射、または屈折。光が一点に集まって熱が蓄積することで光が当たった燃えやすいものが発火し、火事につながったということです。