“小さい”という言葉をプラスに思った
そんな時に看護師がとってくれた千寛くんの手形と足形…。

富永さん:「そのときはまだ人工呼吸器もつけていて、生まれてきてからのかわいさを感じる時がなかったが、その手形を見たときにすごくかわいいと思って、子どもに対してのいとしさが自分の中で感じたきっかけでもあったし…」

はじめて『小さい』という言葉をプラスに思ったという富永さん。同じ経験をした親同士をつなぎ、支え合える場所を作りたいと、2年前にサークルを立ちあげました。

今月行われた交流会では、子どもたちの足形、手形をとってアートを作ります。とった型にシールなどを貼って、動物などに見立てます。ハリネズミやウサギ、熊などかわいい動物たちが完成しました。



双子の母親:「双子なので双子らしさが出たらいいかなと思い、向かい合ってできるって言われたので、去年もさせてもらったがその時より大きくなっているなと感じる」

長男を500グラムで出産した母親:「小さく産まれたときも手形をおしてもらったがそれより10倍ほど大きくなっていて成長を感じます」

わが子の成長や希望が込められた手形足形アート。小さく産まれても大丈夫。富永さんはリトルベビーとその家族が笑顔で過ごせるように今後も支えていきたいと考えています。


734グラムで出産した富永由里子さん:「続けることで成長したのがよくわかる。本当に大きくなったなっていう、うれしい時間だった」「それぞれの子のペースでいいっていうのが伝わったらいいと思う」


富山県内でもリトルベビーの数は増えていて、9月16日と17日には氷見市芸術文化館で早産児写真展が開催されます。