うれしさとごめんねって気持ちで、涙が…

医療の進歩とともに全体の出生数に占める低出生体重児の割合は増加していて、現在は10人に1人が低出生体重児で産まれてくるといわれています。

長男を500グラムで出産した母親:「1000g以下のお子さんの情報ってなかなか出ていなくて。どうなっていくのかなっていう心配はあった」

双子の母親:「いろんなところ管につながれて、皮膚も両生類みたいなぷるぷるした状態の皮膚で2人が産まれてきたんで、生きるか死ぬかというかっていうところで、まさかそんなふうに産まれてくると思ってなかったので」

立山町の富永由里子さん。長男の千寛(ちひろ)くんは3年前、低出生体重児で産まれました。

734g、出生体重のカテゴリーの中でも一番軽い「超低出生体重児」でした。

富永由里子さん:「何も知識がない中で、ただ祈ることしかできない。してあげられることが何もなくて見守ることしかできないなかで不安が一番ですね」

富永さんの母子手帳には当時の気持ちがつづられています。

母子手帳:「無事産まれて、生きていてくれて本当にありがとう。うれしさと安心とごめんねって気持ちで涙が出たけど私も頑張りたい」