水泳とは無縁の人生だったランナー・永田務選手は当初50mしか泳げなかったといいます。それでも都内でトレーニングを受けながらフォームを改善し、成長を続けます。

一緒に泳いだ新潟県トライアスロン連合の強化委員・阿部諭さんは永田選手について「春の段階では全くの初心者だったが、やっぱり1回、2回と回を重ねるごとにすごく速くなって、今日も歯が立たないくらい速くなっていた」と目を細めていました。

人生初のトライアスロンに奮闘する現在ですが、永田務選手はマラソンをやめたわけではありません。

マラソンで世界新記録に挑戦するというところは、全く変わってはいないです」

来年3月までは『マラソンT46』の世界新記録を目指しながら、トライアスロンも並行して練習します。

マラソンとトライアスロンを掛け持ちする永田務選手のある1日のスケジュールです。

・7時に起床して3歳の娘を保育園に送る
・昼までバイクや水泳といったトライアスロンの練習
・保育園に娘のお迎え
・夕方以降に15キロ前後のランニング

ハードな練習に取り組み、身体を酷使して動き続ける永田選手は“ある葛藤”とも戦っています。