悩みながらも周りに支えられ、永田選手は初出場した東京パラリンピックで見事銅メダルを獲得しました。
「東京パラリンピックを経験することで、人間としての強さであったりとか、アスリートが持っている別の強さであったりとか、そういうのをすごく感じ、魅力を感じて、それを自分が伝えたいなと…」

『パラリンピックを通してパラアスリートの魅力を伝えたい』
パラリンピックにこだわる気持ちが、現在39歳の永田務選手を突き動かします。見据えるのは2028年のロサンゼルス大会です。
「もうトライアスロンは金しか見ていないですね。自分の中では、『やれないから、それはやらない』というような答えは作りたくないし、自分だったらやれるという姿を見せたい。『おっさんでも、やりゃできる』というところを見せたいですね」

5年後のロサンゼルスで満面の笑みを見せるため、今は陸上と水中で必死にもがき、自分の可能性に挑戦し続けます。
永田選手は、来年3月いっぱいはマラソンの世界記録を目指すということで、来年2月の別府大分毎日マラソンに出場予定だということです。この大きな挑戦、応援していきたいと思います。