ここからおよそ2か月。
学生たちは原画のデザインを決め、作業を進めていました。それぞれのデザインに1人1人の環境に対する思いが込められています。
京都精華大学芸術学部4年 前田乃愛さん
「海の環境に着目して、海の生き物たちの美しい世界をテーマに作品を作りました。」
京都精華大学芸術学部 亀田ひなた助手
「全体がよりよく暮らせるような良い環境がテーマに。(素材の再利用で)海だったり土だったり、ゆくゆく大気汚染の改善につながったらいいなと」

中には構造式を使って、手ぬぐいの素材が紙であることを表現したものも。友禅という技法を使って若い世代がどう表現するのか、今回の企画の柱の1つです。
京都精華大学芸術学部4年 レフマンサディカさん
「伐採して余った部分が問題になっているのは度々見ていたので、そういう話を聞いてやってみたいと思っていた」
京都精華大学芸術学部4年 菊池優惟子さん
「何か新しいものを作り出すというよりは、いらないものを再利用して守っていく。環境を守る企画に参加できたことはとても嬉しいと思う」

原画は今月半ばごろには完成し、毎田さんのもとで今後、手ぬぐいへと落とし込む作業に入ります。伝統工芸で付加価値を。今後の動向にも注目です。