今月9日の「重陽の節句」を前に、宮崎県都城市高城町では、春に飾ったひな人形を再び飾る「後の雛展」が開催されています。

都城市高城町の旧後藤家商家交流資料館で5日から始まった「後の雛展」。

「後の雛」は「重陽の節句」に合わせて江戸時代から行われている風習で、ひな人形をカビなどを防ぐ「虫干し」をかねて再び飾り、健康や長寿などを願うものです。

会場では、地元住民から寄贈された様々なひな人形や秋の果物のつるし飾りなどが展示され、秋の風情を感じながら、ひな人形を楽しむことができます。

(都城市高城観光協会 後藤克晶事務局長)
「3月のひな人形展とは違った展示の仕方をしておりますので、また、新たな感じで見ていただければいいかなと思います」

「後の雛展」は、旧後藤家商家交流資料館で今月18日まで開かれています。