新型コロナの影響で約70年の歴史に幕を閉じた静岡市中心部の宴会場「クーポール会館」が10月から貸会議室などとして、再開することが分かりました。
静岡市葵区紺屋町の宴会場「クーポール会館」は、1954年に創業して以来、会合や同窓会などの会場として親しまれてきましたが、新型コロナの影響で宴会などの需要が減り、2021年8月末で閉館しました。
そんな中、10月2日から貸会議室などとして、再開することが分かりました。運営を引き継ぐことになった静岡市内で不動産仲介や貸会議室を運営する会社です。このタイミングでの再開の理由を聞きました。
<CSA不動産 小島孝仁社長>
「貸会議室の稼働率がコロナ前に戻ってきた。集まりたいが、場所が静岡はそんなに多くない。このタイミング、なんとか忘年会シーズンには、間に合わせたいと急ピッチで進めています」
再開後は、貸会議室の利用をメインに1階は会員制のシェアラウンジとして、街中で静かに仕事をしたいビジネスマンなどの利用を見込んでいるということです。
<CSA不動産 小島孝仁社長>
「再開するのは、非常に明るい話題になって、今後出店を検討しているテナントへの呼び水になれば」
静岡市中心部では、空洞化が目立つ中、老舗のクーポール会館の再開によって、街中の賑わいにどう影響するのか注目です。
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