荻原さんが無農薬栽培にこだわるのは、自身の経験からでした。

20年以上前に内臓疾患を患い、県庁職員を退職したのです。

循環型農業を行っている 荻原哲也さん:
病気が癒えて、健康に貢献できる栽培を何かできないかと思って、今の形の農業を始めてみました。
しかし、無農薬栽培のノウハウはなく、天候不良や果物の病気など壁にぶつかります。

荻原さん:
毎年毎年やっては、「はあ~駄目だ」の繰り返しだったが、やがて今までずっと(実が)一つもならなかったものが数個なり始めたり、変化の積み重ねだった。