任期満了に伴う岩手県知事選挙は3日、投票が行われ、無所属で現職の達増拓也氏(59)が5回目の当選を確実としました。
開票はこれからですが、期日前を含む投票所での出口調査や情勢取材から、達増氏を当選確実と判断しました。
達増氏は立憲民主党、共産党、社民党の県組織の支持を受けました。また国民民主党県連も連合岩手と連携して達増氏を支援しました。
達増氏は東日本大震災からの復興や新型コロナ対策の実績を訴えるとともに、産業振興や子育て、若者・女性活躍の支援といった政策を盛り込んだ「マニフェスト+39」を掲げ、「希望郷いわて、その先へ」と県政の継続を主張しました。
岩手県知事選挙には2人が立候補しました。自民党県連と無所属系政治団体・いわて県民クラブが全面的に支援し、公明党県本部が支持した元民放アナウンサーで元県議の千葉絢子氏(45)は、人口減少対策や県民所得の向上、国との連携などを掲げ、県政の刷新を訴えましたが、及びませんでした。