子牛価格が急激に下落する中、宮崎県は、和牛繁殖農家に対して独自の補助を行うと発表しました。

全国的な子牛取引価格の低迷を受け、農林水産省は、全国を4つのブロックに分け、子牛の平均価格が60万円を下回った地域に差額の4分の3を助成する支援事業を行っています。

県では、これに加え、差額の残りの4分の1のうち、半分を補てんする事業を今月から12月にかけて実施すると発表しました。

県独自の上乗せ補助は全国初の取り組みだということです。

さらに、県では、10歳以上の高齢母牛の更新費用を支援する事業も来月から今年度いっぱい行うことにしています。

(宮崎県財政課 高妻克明課長)
「生産基盤を主に担われる繁殖農家の方々の現状を重く受け止めて、今回の措置を取った」

県では、この事業にかかる1億8100万円の補正予算を今月8日に開会する9月県議会に提出することにしています。