大手水産会社が岩手県陸前高田市の広田湾で、11月からギンザケの試験養殖を行います。

これは31日、陸前高田市の佐々木拓市長が発表したものです。
市によりますと、ギンザケの試験養殖を行うのは水産大手のニッスイで、広田湾漁協と共同で湾内に直径25メートルのいけす2基を設置し、11月に稚魚およそ8万匹を放流して環境への影響などを調査するということです。
順調であれば、来年6月から7月にかけておよそ200トンを水揚げする計画で、将来的には数千トン規模の事業に広げることを目指しています。
佐々木市長は「地元の雇用も見込めるほか、加工や輸送など関連産業への波及効果が大きい」と述べ、新たな地域ブランドの誕生を期待していました。