■プロ野球 阪神 2-4 DeNA(30日・甲子園)
3位・DeNAは、首位・阪神に連夜の逆転勝利。1-1の6回に牧秀悟(25)が24号3ランを放った。チームは2連勝で59勝55敗3分の貯金4。阪神はマジック再点灯ならず。
今季19度目先発のトレバー・バウアー(32)は、甲子園は自身2度目の登板となったが、3回55球で降板し、2安打1失点(自責1)。リーグトップタイの11勝目(4敗)はお預け。上茶谷大河(26)が3勝目。
中4日のバウアーは立ち上がり3者凡退で切り抜けると、2回は2死でノイジーにストレートをライトスタンドに運ばれる6号ソロを浴び、先制点を奪われた。3回は1死で大竹に四球を与えると、続く近本はボテボテの内野ゴロも、バウアーが捕球の際にバランスを崩し一塁へジャンピングスローも悪送球となり二・三塁のピンチに。だが中野を左飛、森下を空振り三振に抑え追加点を与えず。
打線は阪神先発の大竹に対し、1回から3回までパーフェクトに抑えられた。1点を追う4回は先頭・桑原将志(30)、蝦名達夫(25)の連打で一・三塁のチャンスを作ると、佐野恵太(28)の併殺打間に1点を返した。
4回からバウアーに代わり上茶谷大河(26)がマウンドへ。先頭の大山に四球を与えるも、佐藤輝を併殺打に打ち取り、5回は3者凡退。
追加点が欲しい打線は6回、桑原と佐野のヒットで2死一・三塁とすると、牧秀悟(25)が右中間へ勝ち越しの24号3ランを放ち4-1。牧は本塁打数でヤクルトの村上に追いつきリーグ2位タイ、昨年の自己最多24本に並んだ。打点は巨人の岡本和(83打点)を抜きリーグトップの85打点目をマーク。
上茶谷は6回、中野のヒット、大山への四球を許し2死一・二塁としたところで降板。だが3人目・石川達也(25)が佐藤輝にタイムリーを浴び4-2。石川は1つもアウトを取れず、伊勢大夢(25)に交代し、伊勢は続くノイジーを投ゴロで切り抜けた。
打線は7回、伊藤光(34)、林琢真(23)のヒットなどで1死満塁のチャンスを作るが、桑原が空振り三振、蝦名は二飛に倒れた。8回は1死で牧が二塁打、ソトの四球で一・二塁とするが、大和(35)が中飛、伊藤が空振り三振。9回は阪神・桐敷に対し、柴田竜拓(29)が四球から送りバントで二塁に進むも、桑原、蝦名が凡退。
救援陣は7回は山﨑康晃(30)が抑え、8回はウェンデルケン(30)が3者凡退。2点リードのまま迎えた9回は森原康平(31)が締めゲームセット。森原は11セーブ目を挙げた。