「辞任という言葉に驚きを隠せない」

二本樹顕理さん:そうですね、辞任という言葉にも驚きが隠せないんですけれども、それが特別チームによる見解であったなら、それを非常に重く受け止めていただきたいということはあります。しかし、単純に辞めてしまえばいいというものでもなく、組織のトップとしての説明責任というものは最後まで果たしていただきたいと思っております。

南和行弁護士:二本樹さんは顔も名前も出されてっていうのは、実は本当に大変なことだと思うんです。こういう性被害を訴えられた方に対する二次被害といいますか、例えばインターネット上なんかでね、切実なことを訴えてるにもかかわらず、そこにひどいことを言い返してくるっていうような社会状況があるんですけれども、私はそれが、今回報告書にあったメディアの沈黙みたいなことにも繋がると思うんですけれど、二本樹さんはどうお考えになりますか。

二本樹顕理さん:そうですね、声を上げた被害者たちが誹謗中傷にさらされてしまうってのは本当に悲しい事実だと思いますし、そうした社会的風潮を許容してしまったメディアにも責任はあると感じておりますので、メディアの方々にもしっかりと考えていただき、やはり自浄作用を働かせていただきたいなと感じております。

――そういった言葉、我々メディアも真摯に受け止めなければならないと思います。元ジャニーズJr.の二本樹さん、南弁護士、ありがとうございました。(2023年8月29日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)