インド宇宙研究機関は28日、無人探査車両が月の南極付近で硫黄の存在を確認したと発表しました。

インドの無人探査機「チャンドラヤーン3号」は23日、世界で初めて月の南極付近への着陸に成功しました。

インド宇宙研究機関は28日、水が氷の状態で存在する可能性があるとされる月の南極付近で探査車両が硫黄の存在を確認したと発表しました。月面からは他にもアルミニウム、カルシウム、鉄、酸素などが検出されたということです。水素の存在については、徹底的な調査が行われているとしています。

さらに来月2日にはインドで初となる太陽観測衛星を打ち上げると発表。宇宙開発をめぐり、各国で競争が激しさを増すなか、インドとしても存在感を高めたい考えです。