北海道・紋別市にある水産加工会社。トラックへと積み込む段ボールには“中華人民共和国”の表記が。これから中国へ運ばれる荷物、かと思いきや…
丸ウロコ三和水産 長谷川憲永取締役部長
「中国に入らないということで、国内の冷蔵庫に一旦倉移して保管という形」
箱の中には大量のホタテ。中国に輸出するはずだったホタテが苫小牧の港に向かう道中、急遽Uターン。100トンものホタテが戻ってきたのです。
福島第一原発の処理水排出を受け、中国が日本産海産物の輸入を停止したことで、今、各地で影響が出ています。
紋別にある水産加工会では、加工したホタテの3割を中国をメインに輸出していました。
丸ウロコ三和水産 長谷川憲永取締役部長
「輸出向けの製品が作れないということで、会社としては減産せざるを得ない。国内向けに転用していくと考えると、国内も入るキャパシティーがあると思うのでかなり厳しい」
行き場を失ったホタテは一時的に冷蔵庫のある札幌へと送られますが、その後の対応は決まっていないといいます。
水産物の輸出の6割以上を中国に依存している北海道。なかでも、ホタテはおよそ9万5000トンの輸出量のうちの9割以上が中国へと輸出されています。
年間4万トン以上のホタテの漁獲量を誇る、北海道・湧別町。こちらの漁協では今、漁獲量を減らすなどの対応を余儀なくされています。
ホタテ漁師
「補償みたいなのがないと(ホタテの)値段が下がって、自分たちの利益が下がるようだったら困るのは困る」
こうした事態に、政府は新たな輸出先の開拓などの対策を講じるなど、今週中に水産事業者への支援策を発表する考えを示しています。
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