JR宮崎駅周辺の治安悪化が問題となる中、宮崎市内の中学校では、警察による講習会が開かれ、自転車の盗難防止徹底などが呼びかけられました。

宮崎学園中学校で開かれた講習会には、全校生徒およそ300人が参加し、宮崎北警察署の警察官が宮崎駅周辺での犯罪の発生状況などを説明。

駅の駐輪場で自転車の盗難が多いとして、2重ロックなどの対策を徹底するよう呼びかけられました。

(宮崎北警察署の警察官)
「宮崎駅の北側駐輪場と南側駐輪場の自転車の盗難が非常に多い。県下でもここの駐輪場での窃盗が一番多い。自転車を停める時には、ぜひ、鍵かけをお願いいたします」

警察によりますと、今年上半期の宮崎駅周辺の犯罪認知件数は60件で去年の同じ時期より22件減っているということです。

(参加した中学生)
「自転車で通学しているので身近な問題、日常で起こるかもしれない問題として聞くことができた」
「最近、治安がちょっと悪くなっているというのは聞いていたので、(犯罪に)巻き込まれないように日ごろから行動に注意していきたい」

講習会では、このほか自転車の運転マナーやヘルメット着用の重要性などについても呼びかけられました。