宮崎県が新型コロナの陽性者に貸し出していた血中の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」およそ400台が返却されていないことがわかりました。

県は、指先で血中の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」を3460台購入し、新型コロナの自宅療養者のうち、重症化の恐れがある人に対して、おととし1月から今年5月まで無料で貸し出していました。

県では、療養終了後に返却するよう求め、返却用のレターパックも付けていましたが、7月上旬時点で412台が返却されていないということです。

「パルスオキシメーター」の1台あたりの購入価格はおよそ6000円から4万円で、県の担当者は「公費で購入したものなので、返却を忘れていた人は保健所に直接持参するか、郵送してほしい」と速やかな返却を呼びかけています。