東京電力・福島第一原発の処理水が海洋放出されてから初めてとなる水産物のトリチウム測定検査で、分析した魚からトリチウムは検出されませんでした。

25日、福島第一原発から5キロほどの沖合でとれたヒラメとホウボウのトリチウム測定は、宮城県多賀城市にある海洋生物環境研究所で行われました。

水産庁によりますと、分析の結果、魚のトリチウムの濃度は、検出できる限界値を下回り放出前と変わらない「不検出」だったということです。

水産庁では、少なくとも今後1か月は、毎日、福島原発沖で穫れた魚のトリチウム濃度を調べホームページで公表することにしています。