実在するのかしないのか…長い間議論になっている未確認生物「ネッシー」。その手がかりを求め、半世紀ぶりとなる大捜索がきょうから始まりました。

イギリス・北部、スコットランドにあるネス湖。幅およそ1.5キロ、長さおよそ37キロの細長い湖には古くから“謎の巨大生物”にまつわる伝説が残されています。

1934年に撮影されたこの写真は“ネッシー”を世界的に有名にしました。

1990年代になり、写真は模型を使ったねつ造だったと判明しましたが、その後も目撃情報は後を絶たちません。

豊かな自然がもたらす神秘性もあいまって、ネス湖は今も人気の観光地です。

観光客
「(ネッシーを)見たよ、お城の上から。ブクブク音がしたからネス湖に石を投げたの。ネッシーが来て、とってくれるかもしれないと思って」

観光施設「ネッシーランド」スタッフ
「湖で間違いなく何かが起きてます。もちろん怪物はいます。そうじゃなきゃ私たちはここにいません」

謎の生物はいるのか、いないのか。

記者
「まもなく捜索が始まります。たくさんのメディアが集まっています」

ついさきほど始まった、半世紀ぶりとなる大捜索。▼赤外線カメラを搭載したドローンを飛ばしたり▼船から水中マイクで音を拾ったりするなど、最新の技術を駆使し、手がかりを探ります。

現地の「ネッシー・ハンター」は、きょうだけでおよそ100人、インターネットを通じてカメラ映像を監視する捜索隊は300人以上と見込まれています。

捜索隊長
「ネス湖ハンター、ネッシー・ハンターを次世代に受け継ぐことが目的です。もちろん、ネス湖の怪物・未確認生物が存在する証拠を見つけたい、それが夢です」

最新技術は謎に迫れるのか。捜索はあすまで2日間にわたって行われます。