ダムで溜まった水は河川を通って浄水場に運ばれますが、その“手前の川から取る水の量を制限する”のが「取水制限」です。

取水制限にも段階があり、どの段階かによって影響というのが変わってきます。
▼10%:目に見える影響はほぼなし
▼20%:公園の噴水やプールの使用停止など
▼30%:高台の住宅で水の出が悪くなるなど

取水制限をしても水不足が解消されない際には、断水などの「給水制限」などが行われる可能性があるということです。

日比麻音子キャスター:
制限の可能性が見えてきてしまっているわけですね。2023年は台風の影響が非常に大きかったですが、地図で見てみると影響は局地的だったことがわかりますね。

産婦人科医 宋玄美さん:
台風が通過したエリアも大変だったでしょうが、関東は台風を避けたということでしたけど、こういう害があるんですね。やはりこの猛暑ですし、先ほどの天気予報でも来週もずっと晴れということで、節水について考えないといけないですよね。

毎日簡単にできる節水方法は?

加藤キャスター:
節水について考えなければいけないということで、簡単にできる「節水方法」を見ていきたいと思います。

▼歯磨き:コップに水を汲む5リットルの節水
▼食器洗い:シンクに水をためて洗う90リットルの節水
▼お風呂:残り湯を洗濯に使う50リットルの節水

水だけではなく、こういったことを心がけると金銭的にも節約になります。
3人家族の場合(1リットルあたり0.24円で試算)▼1ヶ月で1872円▼年間で2万2464円ほどの節約になるということで、普段から心がけていてもいいかもしれません。

日比キャスター:
電気もガスも、となったところで、また水もか、と思うとどうしても下向きがちですけれどもね。

宋玄美さん:
歯磨きのときに水を出しっぱなしにしてる人とか、本当にいるのかな?と思うんですけれども。

井上貴博キャスター:
でも本当に、大それたことではなく、東京でいうと人口1400万人ぐらい、関東で4000万人以上いるので、コップ一杯を1人が節約するだけで違うんだ、と自分に言い聞かせます。