2017年の豪雨で被災したJR九州の日田彦山線がバス高速輸送システム「ひこぼしライン」として8月28日に開業します。開業に向けた走行訓練が公開されました。
8月28日から運行されるJR九州の日田彦山線BRT、「ひこぼしライン」。大分県側は日田駅が始発と終着の駅となります。日田彦山線は2017年の九州北部豪雨で被災。日田市の夜明駅から福岡の添田駅の区間が鉄道での復旧を断念しました。

こぼしラインは従来の12駅から36駅まで大幅増。また42キロのうち14キロは線路の跡地にバス専用道路を整備することで、地域交通の機能を高めます。

専用道路の出入り口や車道と交わる踏切には一般車両が誤って進入しないように遮断器を設置。線路の跡地を走るため混雑の心配がなく、車窓からは山あいの四季の風景を楽しむことができます。
(JR九州BRT企画運営グループ・西羅悠平リーダー)「学生や地域にお住まいの方はもちろん、この地域を初めて訪れる観光客も含めて多くの方にBRTひこぼしラインをご利用いただきたい」


被災から6年を経て28日に開業を迎えるひこぼしライン。代行バスの1日平均60人を超える利用者数を目指します。