応援したい自治体に寄付をする「ふるさと納税」の返礼として、宮城県川崎町で25日、東京都の女性が一日町長を体験しました。
ふるさと納税で一日町長を体験したのは、ホテルや会社などを経営する東京都豊島区の松野久美子さんです。職員およそ30人から出迎えを受けたあと、町長室で町長の椅子の座り心地を確かめました。

川崎町は2015年4月から30万円のふるさと納税の返礼として「一日町長体験」を採用しています。
松野さんは、2019年に寄付しましたが、新型コロナの影響などで25日の体験となりました。
松野久美子さん:
「表に立つ仕事を普段やってないので非常に緊張しました。(寄付は)必要だと思われるところに適切に使っていただけると大変ありがたいなと思う」

川崎町に去年、寄付された「ふるさと納税」はおよそ9600万円で、出産・子育て支援などの施策に活用されました。川崎町の「一日町長体験」は松野さんが13人目で、15人目まで申し込まれているということです。
松野さんは課長会議に参加したり、ワイナリーを見学したりして、川崎町の魅力に触れたということです。