売り上げの減少に追いうちをかけているのが光熱費の高騰です。夜も気温が下がらず換気扇は24時間フル稼働。さらに生乳を冷やすためのタンクや搾乳機などに使う電気などの光熱費が経営を圧迫。飼料価格の高騰なども重なり赤字経営に陥っているといいます。

cloverfarm・青沼光さん「エサ代だけでバランス的にはそういった感覚になる。それに人件費と燃料費と…。自分らの給料が出ないです。機械の維持もあるし、借金の返済もあるし…」
県乳牛協会会長も務める青沼さんによりますと、生乳の買い取り価格は、去年11月から、1リットルあたり20円上がったものの、暑さ対策にかかる費用や飼料価格の高騰、人件費などがかさんでいて、廃業する酪農家も出るのではないかと危惧しています。

cloverfarm・青沼光さん「日本酪農史・史上最大の危機が今、起こっています。まじで。複合的に絡み合って全部がいい状態じゃない。借金するっていうのが前提で生き残っています。どの農家さんも。先が見えないのでいつっていう見通しがあれば頑張れますけど…」