岡山市水道局が示していた水道料金の値上げ案について、来年4月から実施されることが、学識経験者や市民らが委員を務める審議会で承認されました。

きのう(23日)行われた審議会では、岡山市水道局が示した平均20.6%の値上げと、来年4月1日からの値上げ実施が承認されました。値上げは、水道管や浄水場などの老朽化に伴う更新費や修理費、また災害時に備えて財源を確保することなどを目的としています。

この料金改定は、基本料金での回収の割合を大きくし、水需要の増減の影響を受けにくくするもので、一般家庭の平均的な使用水量における改定率は平均よりも低くなるように設定されているということです。

(岡山市水道局 水道事業管理者 栗原諭さん)「市民へ24時間安定して給水するためには、施設の耐震化が必要だと思っているので何卒ご理解いただきたい」

水道料金の値上げの実施は、今後議会での承認を受けて正式に決まるということです。