架空請求や還付金詐欺などの特殊詐欺による被害を未然に防ごうと、警察や関係する企業による合同会議が開かれました。

石川県警察本部で開かれた特殊詐欺被害防止対策会議には、県内12の警察署や関係団体などからおよそ100人が出席しました。

会議では、電話番号を表示するナンバー・ディスプレイのほか、非通知の発信者に対し番号を通知してかけ直すよう、音声ガイダンスが流れるナンバー・リクエストといったNTT西日本の固定電話向けサービスが紹介されました。これらのサービスは被害対策を強化するため、今年5月以降、70歳以上の人がいる世帯を対象に無償で提供されています。(※申込制)

NTT西日本北陸支店 宮野玲子 広報室長
「固定電話が犯罪に使われる件数が多いというところから当社で始めた。通常はオプションで有料のものが無償化になるので、ぜひお申し込みいただきたい」

今年に入ってから7月末までで県内では特殊詐欺による被害が55件確認されていて、被害額はおよそ1億2700万円に上っています。