長野県軽井沢町でご静養中の上皇ご夫妻が23日、戦後、中国の旧満州から引き揚げた人たちが入植した大日向(おおひなた)開拓地を訪問されました。

上皇ご夫妻は23日午前10時すぎに大日向地区を訪れ、昭和天皇の御巡幸の記念碑や、開拓地のキャベツ畑を散策されました。

満蒙開拓の歴史に関心を持たれてきたご夫妻は、戦後、旧満州から引き揚げてきた人たちが入植した大日向地区をたびたび訪問されています。

朝方に降っていた雨はやみ、涼やかな高原の風が吹く中、上皇さまは上皇后さまの手をとって、和やかにお二人で会話を交わされ、広大なキャベツ畑を散策されていました。

ご夫妻が軽井沢を訪問されたのは、退位された2019年以来4年ぶりで、8月29日まで軽井沢に滞在される予定です。