長野県内で生産された農産物の2022年の輸出額が20億円を超え、過去最高となりました。

長野県によりますと、県産農産物の2022年の輸出額は推計20億1415万円で、前の年より14%増え、2013年の調査開始以降で最も高くなりました。

主な輸出先は、香港が9億円余、台湾がおよそ7億7000万円で、合わせて輸出額全体の83%に上っています。

輸出品目はブドウが10億円余りと全体の5割を占め、次いで、モモ、コメ、市田柿がそれぞれ2億円台で上位となっています。

モモ(前年比172%)は需要の高い香港、市田柿(前年比123%)は台湾と香港への輸出額が大幅に増加したほか、海外で積極的な販売促進を行うコメ(前年比116%)は、香港や台湾、シンガポールで大きく増えたということです。

一方、牛肉はアメリカへの輸出が大幅に増え、輸出額は8500万円と前年比67%のプラスとなりました。