新潟県内は今後暫くの間、異常高温が続く一方でまとまった雨の降る期待が持てない状況です。

22~24日の新潟県内について新潟地方気象台では、最高気温が37~38℃という、かなりの高温を予想しており、そのため新潟県では、異常高温による水稲への被害を防止するため、農業者に対して『フェーン・異常高温緊急情報』を出し、可能な限り農業用水を効率的に利用した“かん水”をするように呼びかけています。

新潟地方気象台が22日11 時に発表した「週間天気」によりますと、22~24日の新潟県内は、最高気温が37~38℃・最低気温も27~28℃という、かなりの高温が予想されています。また、降水量もかなり少ない状況が続いており、まだ数日間はまとまった降雨も期待できない見込みだということです。

稲穂が出そろい始めて田んぼで最も水を必要とする時期を迎えるにあたり新潟県では、コシヒカリや新之助などは土壌表面に水がない状態で異常高温に遭遇すると品質が大きく低下するために、「かん水」をして可能な限り地温の上昇を抑えるように呼び掛けています。

加えて雨が少なく、農業用水の厳しい供給状況も続くことから、水が行き渡ったら速やかに水口を止めるなど用水の有効活用にも努めてほしいとしています。

また、熱中症の危険性も高い状態のため、農作業中のこまめな水分補給や休憩の十分な確保などの健康管理にも十分注意するようにも呼び掛けています。