山本真也主任研究員:
既に知られているもの(噴火)と照合された場合でも、これまでよりも規模は大きかったとか、一方これまで知られていなかったものであれば噴火の頻度が高かったとか、過去の火山活動の認識を変えていくような発見になっていく。

今回見つかった痕跡はどこから噴火してどの程度の規模だったのか、まだ分かっていません。しかし過去の火山活動が現在、伝えられている情報と比べ、より活発だったことの表れともいえます。

山中湖の堆積物

山本真也主任研究員:
富士山の噴火の歴史はまだ分かっていないことが多く残されている。さらに調査を進めていって富士山の噴火の詳細を詰めていくことで火山防災対策がより一層進んでいくようなことが期待される

今回の調査は富士山噴火の歴史を紐解く上での新たな知見となり、さらに研究が進むことで噴火の頻度や影響範囲などが解明され、今後の防災対策にいかされることが期待されます。