数年前に金額について間違いないか役所に確認 『市の計算ミス』だが支払い期限は猶予なし

 通知内容は理解しつつも湯川さんが納得できないのがこの上限額について。実はもともと湯川さんの上限額は3万7200円だったからです。ところが3年前に突然、大阪市から4600円に変更となったと連絡があり、当時、何度も「間違いではないか」と役所に確認したといいます。

 (湯川さん)「『4600円ですけどあってますか?』と確認して、(役所の人に)『あってますよ』って言われたので、そこで安心してしまったんです。信じられなくなりました、大阪市が」
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 大阪市によりますと、今回の追加の支払いは所得区分の計算に誤りがあったことが原因だといいます。
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 その上、大阪市のミスであるにもかかわらず、支払いの期限は納入書が届いてから約1か月あまり。8月末なのです。

 あまりにも急な通知。湯川さんは支払いに頭を悩ませています。

 (湯川さん)「生活できないです。1か月で65万円も払ったら。期間を延ばしてほしいですかね」

 娘のほか、小学生の子ども2人を育てる湯川さんにとって、追加の支払いはとても大きいのです。最初から3万7200円が上限だと正しく通知されていれば、通う回数を減らすなどして出費を抑えていたと訴えます。

 (湯川さん)「初めからわかっていたらセーブできるけれども、あとから言われたらできないので、怒りしかないです」