仙台市の広瀬川で20日、灯ろう流しが行なわれ訪れた人たちが、先祖や震災で亡くなった人たちを思い祈りを捧げました。

若林区河原町の広瀬川には20日、多くの人が訪れ灯ろうを川面に浮かべ静かに手を合わせて祈りを捧げていました。

広瀬川の灯ろう流しは、江戸時代に飢きんで亡くなった人たちを供養するため始まったとされ、2011年からは震災で亡くなった人たちへの慰霊の思いも込められています。

灯ろう流しの参加者:
「亡くなったおじいちゃんのことが大好きだったので、天国で元気にやっていればなって」
「良かったです、灯ろう流しが出来て。気持ち的に区切りがついて、まだまだですけど」

毎年恒例となっていた打ち上げ花火に代わり、今年は、LEDで灯りをともしたランタン200個が夜空に舞い上がりました。

会場となった広瀬川は幻想的な雰囲気に包まれていました。