■第19回世界陸上競技選手権大会 第1日(日本時間20日、ハンガリー・ブダペスト)
男子100m予選にサニブラウン アブデルハキーム(24、東レ)、坂井隆一郎(25、大阪ガス)、栁田大輝(20、東洋大)の日本人3選手が登場。予選通過は各組3着プラス4着以下タイム上位3人。
前回大会で日本人初の決勝に進み、7位に入賞したサニブラウンは予選6組で10秒07(-0.4)の1着に入り、準決勝進出を果たした。中盤から加速し終盤は横を見る余裕を見せ今季自己最高をマーク。「前回決勝で悔しい思いをしたので今年は決勝でしっかりやるぞという気持ちで勝てるように、メダル獲れるように頑張っていきたい」と2大会連続のファイナルに向けて意気込んだ。
7月のアジア選手権で10秒02をマークし、今季アジア1位のタイムを持つ栁田は予選7組で10秒20(-0.1)の3着、予選を通過した。「タイムがいまいちだったんで準決勝に向けて何段階かギアを上げないと勝負出来ないと思う」と予選のレースを振り返った。
日本選手権を制した坂井は日本勢最初の4組に登場した。一番端の2レーンの坂井は持ち味のカミソリスタートで終盤までトップを走るも、逃げ切れず10秒22(-0.4)で5着。2大会連続の準決勝進出はならなかった。
前回王者のF.カーリー(28、アメリカ)は、2度のやり直しを経てスタートした予選5組を9秒99の2着で準決勝進出。200mとの2冠を目指すN.ライルズ(26、アメリカ)も予選2組を走り9秒95の1着で準決勝へ進んだ。
準決勝は日本時間20日、午後11時35分から行われる。