18日夜、宮城県多賀城市で、警察官が67歳の男性を飲酒検知を拒否した疑いで、誤って逮捕していたことが分かりました。

県警によりますと、18日午後6時半頃、多賀城市内で67歳の男性と知人の間にトラブルがあり、警察官2人がかけつけました。知人から事情を聴いている間に男性が車を運転して立ち去り、およそ5分後に歩いて戻ってきた時に酒の匂いがしたため、呼気検査に応じるよう求めました。これを男性が拒否したことから、警察官は、今後、飲酒運転をするおそれがあると誤認し、車が近くにあるか確認せずに、現行犯逮捕しました。ところが、その後の聴取で近くに車はなかったことが分かり、警察は男性を1時間半後に釈放しました。
県警では、「あってはならないことで再発防止に努めたい」としています。