首脳会談の狙いは?「北朝鮮」に加え「中国」も

小川キャスター:
一方で対中国というところで言いますと、ここのところの日米と中国の外交が盛んに行われていますよね。

安全保障情勢に詳しい明海大学の小谷哲男教授は今後の日米韓と中国との関係について、「日米ともに中国との対立は望んでいない。韓国も同調し、対抗と対話の硬軟両面で危機管理を目指す」のではないかということで、硬軟両面というところが鍵になりそうなんですね。

宮本晴代記者:
アメリカが世界中の全部の地域で警察官をやるということはもうできない時代ですよね。その中で東アジアあるいはインド太平洋地域ということで言えば、やはり中国、北朝鮮、ロシアという懸念材料がアメリカにとってはあるわけです。

アメリカとしては日本と韓国と同じ方向を向いて、一緒に安全保障をやっていきたいというのがあります。その上で、日本・アメリカ・韓国の3か国とも中国と本気で喧嘩をすることは望んでいないわけです。

ですので硬軟両面という話がありましたが、3か国で一枚岩になると、その上でそれぞれ中国と対話をし、この地域の安定化を図っていくということが非常に大事なんだと思います。

小川キャスター:
そういった意味では対中国でどんな温度感が打ち出されるのかというところも注目ですけれども、今回の会談で宮本さんはどんなところに注目しますか。

宮本晴代記者:
最大のポイントは、この3か国の枠組み。定例化するという話もありますが、その仕組みをきちんと作って、それがきちんと機能するかどうかということがポイントだと思います。3か国ともにこの先いつでも政権交代の可能性はあるわけですよね。

特にその中でもキーになるのが韓国と言われています。韓国は政権によって外交方針がガラッと変わるということがこれまで起きてきたわけです。今後、例えば韓国で政権交代が起きて、日韓の関係が再び悪くなったとしても、この枠組みさえきちんと作っておけばいやでも顔を合わせざるを得なくなるわけですよね。ですので、そういう仕組みを今回きちんと作れるかどうかっていうのがポイントだと思います。