新潟県は渇水に関する情報連絡会を18日午後開催しました。各関係部署が農作物への影響や暑さにより乳牛の乳量が低下していることなどの情報を共有しました。

【新潟県 土木部 河川管理課 酒井公生 課長】
「農作物への影響が非常に懸念されるところでございます」


この会議は8日に5年ぶりに開催されましたが、今年はすでに2回目となります。

【新潟県 農林水産部 農業総務課 堀井淳さん】
「水田を中心に枯死、葉の枯れ上がりや巻き上がりなど高温干ばつの影響が広がっている」

また、今が旬の枝豆やアスパラガスなどに品質低下などの影響が見られるということです。

会議では農業用のダムの貯水状況についても報告され、17日時点で、23か所のダムの平均貯水率は34パーセントと例年と比べて半分ほどにまで減っていることが分かりました。

【新潟県土木部 河川管理課 酒井公生 課長】
「水は大事な資源なので、大切に使っていただきたい」

会議では、農地での消雪パイプの活用や農業用水の反復利用など渇水への対応を確認しました。

一方、水道水への影響については矢代川の水位低下により、今月5日から節水を呼び掛けている妙高市以外では節水の呼び掛けは行われていないということです。