親子一緒に「初めての映画館」を楽しみました。日常的な医療ケアが必要で普段は外出の難しい子どもたちを招待した上映会が宮城県名取市で開かれました。
イオンシネマ名取で開かれた上映会には、障害のある子どもとその家族38人が参加しました。人工呼吸器や痰の吸引といった医療ケアが必要で、普段、外出することが難しい子どもたちにとって映画館は初めての体験です。
18日は、人気アニメが上映され参加者は、周りを気にすることなく初めての映画館を楽しんでいました。
参加した親子:
「この子は映画館に来るのも初めてで、特に兄弟と一緒にお出かけするのもなかなか難しいので、夏休みの凄くいい思い出になりました」
「妹が目を開いて集中して見ていたので凄いなと思いました」

上映会は、日常的に医療ケアが欠かせない「医療的ケア児」を支援しようと仙台のNPO法人が企画しました。
NPO法人フローレンス仙台支社 古山由華さん:
「実際にやってみますとご家族が喜ばれていてやってよかったと思いました」

「医療的ケア児」は全国におよそ2万人、県内には少なくとも333人いるとされていて、主催したNPO法人は今後、水族館への訪問なども企画することにしています。