県内の子どもたちを対象にしたアンケート調査で、スマートフォンを持つ年齢が「高校生」から「中学生」へと低年齢化している傾向が明らかになりました。
調査は、教員や小児科医などでつくる有志の団体=「子どもとメディア信州」と県教委などが行ったもので、県内の小・中・高校生9万人余りの速報値が18日に公開されました。
その結果、「自分専用のスマホがある」と答えたのは、中学1年生が46%で増え幅が大きくなりました。

中学1年生のうち、「持っていない」生徒の割合は3割ですが、3年前と比べると、「持っている」生徒の割合が増えています。
調査結果を分析した「子どもとメディア信州」の松島恒志(まつしまつねし)代表:
「スマホは中学生になってからという形が見えてきました」
「やっぱり小学校5~6年の早めの啓発ですね、これをどうするかっていうのが一番の大きな課題、アンケートの結果からもそれが見えてきている」

またスマホやパソコンでよく利用するコンテンツは、小学生が「動画」や「ゲーム」の割合が高いのに対し、中学生は「勉強以外の調べもの」と答えた生徒が多くなりました。
電子メディアを使う時間は小・中・高校ともに長くなる傾向があり、休みの日に、勉強以外で10時間以上使うという回答も目立ちました。

「子どもとメディア信州」松島恒志代表:
「ルールを作ってあるいは自分でコントロールしてやっている子どもと、もうはまってしまって、どうしようもないという子どもと、二分化してます」
「親が制限する、『やっちゃいけない、駄目』っていうふうにやってると、親子関係がうまくいかないので、ぜひ話し合って解決方法を見いだしてほしいと思います」














