滋基さんが見守る中…夜空に浮かんだ鳥居形
午後8時。大文字に火が灯ったあと、いよいよ鳥居形も点火です。
滋基さんも山の麓から見守ります。
弟・雅之さんと長男・康晴さんがつけた「最後の鳥居形」の温かい赤色が夜空に浮かび上がりました。鳥居形の炎がお盆に帰ってきた先祖の霊を再び送り出します。
(弟 今井雅之さん)「兄が来ていませんけども…兄は6つ違いですからもう80歳超してますので。こんだけ従事できたということはすばらしいなと、自分で褒めてやりたいです」
(長男 今井康晴さん)「感無量ですよね。毎年やっていますけど、いいと思います」
「理想に近い燃え方。ほぼ100点満点」
ふもとにいた滋基さんは最後の送り火をどう見ていたのでしょうか。
(今井滋基さん)「理想に近い燃え方をしてくれていたんで、ほぼ100点満点やってもいいなと思いますね。寂しいというよりも、後輩がよくこういうことまで覚えてくれて、よく作ってくれたなという感激のほうが先行しています」
今井滋基さんの最後の送り火が終わりました。鳥居形の赤い炎は若い世代に引き継がれていきます。