■世界陸上 日本選手団会見(日本時間17日、ハンガリー・ブダペスト)

19日に開幕する世界陸上を前に日本代表の会見が行われ、サニブラウン アブデルハキーム(24、東レ)、坂井隆一郎(25、大阪ガス)、栁田大輝(20、東洋大)の男子100m、4×100m代表3選手が登壇した。

ブダペスト入りした際にロストバゲージに見舞われたサニブラウン。「カバンがなくなったり色んなことがおきているんですけど、今は落ち着いて明後日のレースに向け準備している」。去年のオレゴン大会で日本人史上初の決勝に進んだが「決勝に行ったとはいえ悔しい結果。今年はメダルラインをしっかり狙っていければ」と意気込みを語った。

前回準決勝敗退の坂井は「世界の選手たちの雰囲気であったり準決勝の雰囲気だったりを体感することができた」とオレゴン大会を振り返る。6月の日本選手権では初優勝を果たした坂井だが「今年は自分の武器であるスタートがしっかりはまってるような感じがしてないので、しっかり予選からそこを出せるように。意識して予選、準決勝などで自分の強みってところを今年出せてないところをしっかり出せれば」。

現役大学生の栁田は7月のアジア選手権で10秒02をマークし優勝。9秒台への期待も高まるが「やっとつかめた100mの代表。変に気負うことはなく楽しんで走れればいいかなと思います」と本人は冷静だ。「予選からスタートはしっかりして、自分のレースプランを」と話した。

4×100mリレーの希望の走順について聞かれると、スタートが武器の坂井は「1走希望。日本のリレーは1走から流れをつくるイメージ。良い流れで1走からつなげていけたら」。サニブラウンは「自分は3走以外ならどこでもいけると思っているので、そこに関してはどこで起用されてもいけるようにしっかり準備して挑めればと思っています」。柳田は「与えられた役割を果たすだけかなと思っています」と笑顔を見せた。

【男子100m】
■予選
20日午前2時43分~
■準決勝
20日午後11時35分~
■決勝
21日午前2時10分~

【男子4×100mリレー】
■予選
26日午前2時30分~
■決勝
27日午前4時40分~

※いずれも日本時間