そして、ラジオ体操の運営はほとんどが自治会や子ども会頼み。夏休みのラジオ体操は地域の保護者のがんばり次第なのです。
しかし、共働き世帯の増加で運営に携わる大人が減ったこと。また、コロナ禍でラジオ体操が中止になったこともあり、廃止や期間短縮の動きに拍車がかかっているという状況です。
一方、コロナ禍を通して明るい変化もあったようで…。
全国ラジオ体操連盟 福士康夫さん
「在宅ワークする企業が増えて、社員の健康管理でラジオ体操の動画を使いたいというオーダーも結構何十件か毎年来ていて、今も来ています」

ちなみに、お盆明けのこれからラジオ体操を始める地域があるのには、こんな理由があるそうです。
放課後児童クラブの担当者
「夏休みで早起きの習慣、乱れた生活習慣を整えるという意味で、学校が始まる1週間くらい前からラジオ体操をするという所もあります」
お盆で乱れた生活リズムをラジオ体操で取り戻す…大人たちもアリかもしれません。