宮崎は全国で4番目に多い発生数
気象庁によりますと、国内では1991年以降、533個の竜巻が発生。
都道府県別では、北海道、沖縄、高知に続き、宮崎は全国で4番目に多い発生数となっています。

発達した積乱雲に伴い発生する竜巻。
県内では、どのような状況で発生しやすくなるのでしょうか。
(気象予報士 野田俊一郎さん)
「最近50年くらいのデータだと、大体、宮崎で発生している竜巻のうち4分の3くらいは台風によるものとなっている。台風が、九州の南から南西辺り、あるいは西ぐらいに来たときが、県内には発達した雨雲が海から入ってきやすくなりますので、それに伴う竜巻が発生しやすい状況になります」



このグラフは、1991年から今年4月までに全国で確認された竜巻を気象庁が月別にまとめたものです。
季節を問わず発生していますが、特に、積乱雲が発達しやすい夏から秋にかけて多く、9月が最多となっています。

竜巻発生の予兆は?
竜巻の発生には、何か予兆があるのでしょうか。
(気象予報士 野田俊一郎さん)
「本当に真っ暗な雲からシュッと垂れ下がった雲、そういったものを見つけたら、安全を確保するというふうにしていただきたいですし、結構、冷たい風が事前に吹いてきたり、音がしたりするということも報告されたりしますので、そういったものも参考にしていただければと思います」

気象庁では、「竜巻注意情報」が発表され、大粒の雨が降りだしたり雷が聞こえたりした場合には、ただちに頑丈な建物に移動するなど身を守る行動をとるよう呼びかけています。【前・後編の後編に続く】


※MRTテレビ「Check!」8月17日(木)放送分から