プールで行われるある競技で全国大会に出場する男性をご紹介します。
競泳と違って特徴的な泳ぎ方で泳ぐ男性のスゴ技を取材しました。
ダイナミックな、飛び込みから・・
顔を上げた状態をキープして・・・
泳ぐ!泳ぐ!泳ぐ!!
一般営業が始まる前の千曲市の市民プールで、水泳の練習に励む1人の男性。

「要救助者を見失わないで泳ぐ。一本泳ぐだけできつくて、できれば普通に泳ぎたいですね」
男性は、競泳選手ではありません。
実は・・・。

「千曲坂城消防本部・丑丸俊輝です!」
消防士なんです!
千曲市の更埴(こうしょく)消防署に勤務する丑丸俊輝(うしまる・としき)さん26歳。
業務や訓練の傍ら、平日には毎日泳ぎの練習をしています。
取り組むのは消防の救助技術を競う「基本泳法」という競技種目。

クロールと平泳ぎを25メートルずつ泳いで、その速さを競う競技ですが、助けを求める人を見失わないよう、顔を上げたまま泳がなければなりません。
一度でも顔を水につけると減点されてしまうため、飛び込みでも潜らず、すぐに泳ぎだします。
水の抵抗をもろに受けるため、体力と泳ぐ力が必要です。
丑丸俊輝さん:
「顔を上げると下半身が沈んでしまうので、肺に息をためて、できるだけ維持をしてキックを強めて、上半身を浮かせつつ、船の形のような姿勢で50メートル泳ぐ感じ」














