高知県内は大気の状態が非常に不安定となっていて、県中部を中心に局地的に激しい雨が降っています。気象台は県内7つの市と町に大雨や洪水の警報を出して、低い土地の浸水や河川の増水に警戒するよう呼びかけています。
日本海を北上する台風7号に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、県内は大気の状態が非常に不安定となっています。16日の降り始めから午前11時までの雨量は香美市大栃で268.5ミリ、香美市繁藤で260.5ミリ、高知市で191.5ミリなどとなっています。県内では18日明け方にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。予想される1時間雨量は、いずれも多い所で17日は全域60ミリ、18日はいずれも多い所で、中部・東部で50ミリ、西部で40ミリ、18日午前6時までに予想される24時間雨量は、いずれも多い所で、中部で250ミリ、東部・西部で200ミリとなっています。現在、大雨・洪水警報が高知市、香南市、いの町、四万十町に、大雨警報が土佐市・須崎市・香美市に発表されています。気象台は低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
交通機関にも影響が出ています。JR土讃線は特急「南風」と特急「しまんと」、特急「あしずり」が終日運休となっています。普通列車は大歩危ー土佐山田間が始発から終日運転見合わせ、土佐山田ー高知間も昼頃から終日運転を見合わせる見込みです。また、高知ー窪川間も終日運転を見合わせます。
JR予土線は窪川ー江川崎間で終日運転を見合わせます。
土佐くろしお鉄道は中村線の普通列車が終日運休、ごめん・なはり線は正午以降に始発となる列車は全て運休となります。
国道32号は大豊町の小川と角茂谷の間で全面通行止めとなっています。県内には大雨・洪水の各警報が発表されています。土砂災害などに警戒してください。