今後ガソリン以外の値上げは?
南波キャスター:
萩谷さんからも「スーパー行くと物が値上がりしてる」と話がありましたが、原油高が身近にも影響しています。

2023年の食品の値上げ品目は▼8月まで:2万4423品目、▼9月:調味料・菓子など2014品目、▼10月:酒類など4262品目が値上がりすることになりそうなんです。

さらに、原油高騰が続いた場合▼化学繊維など原油が原材料の衣料品、▼燃料など生産コストのかかる食品、▼原油が原料のプラスチック製品が今後、値上げの継続していく状況になるのではないか、と加谷さんは見ています。
ホランキャスター:
原油という目に見える形でなくても、「様々なものを生産・製造する過程で必ず使っているもの」というふうに考えると、企業としては、いろいろな物の値段が上がってきているので、企業努力ではどうにもできない部分もある。そうすると、私達一人ひとりでどこまで工夫できるのか。その限界もありますものね。
萩谷さん:
ただスーパー行くと、チーズもパンも牛乳も野菜も果物も、全部値上がりしてますが、スーパーの方々も工夫してくれて、安く仕入れたものはとても安く出してくれている。私も毎朝の野菜ジュースを作る時に、青物に小松菜を入れてますが高いんですよね。こないだチンゲンサイがすごく安くなっていて、それを入れてみたらすごい美味しかったので、そういうところに楽しみを見出して、安い物に置き換えてみたり。
井上キャスター
このガソリン価格は、やはり都市部よりも地方都市の方がダメージ大きいわけじゃないですか。自動車に依存していたり。政治で考えると、地方都市の方はやはり選挙では多数の得票が見込まれる地域になっている。長い目で見ていくと、岸田政権にとってもダメージが来るのではないかな、と思うんです。ガソリン価格高騰はそのあたり、政府がどう考えているのか。二重課税についてもどう考えているのかというのは、岸田総理の口から聞いてみたいな、という感じはします。